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商品回転率(在庫回転率)が低いと

商品回転率(在庫回転率)が低いとどうなの?

小売業は商品を売って儲けています。
なるべくなら少ない在庫投資で多く売り上げたい、利益を得たいと思っているでしょう。その際に指標となるのが商品回転率(在庫回転率)です。
 

平均在庫と商品回転率(在庫回転率)

 平均在庫は、期首と期末の棚卸時の在庫額を足して2で割ったものが使用されるのが一般的です。店の中には大体いつもこのぐらいの在庫があり、その在庫を基にして売上があり、そして商品回転率(在庫回転率)が求められるのです。

商品回転率(在庫回転率)=売上高÷平均在庫高

 

商品回転率(在庫回転率)の見かた

 商品回転率(在庫回転率)は、小売店の商売の効率性を見るのに適した指標です。
商品回転率(在庫回転率)が同業種・同業態店と比較して、低い店は効率の悪い店なのです。
  
例をあげましょう。
A店とB店は同業種、もしくは同業態の店舗と仮定します。
A店は平均在庫額1000万円で年間売上高5000万円、
B店は平均在庫額600万円で年間年間売上高5000万円、粗利益率は両者とも20パーセントとします。
   
A店B店の商品回転率(在庫回転率)の違い1
   
上の図をご覧ください。A店の商品回転率(在庫回転率)は5回転、B店は約8.3回転です。
どちらも同じ売上高、粗利益額になるため、外部から見ると同じように感じますが、商売の効率性といった意味では大きな差があります。いうまでもなく、B店の方が効率の良い店です。少ない在庫で同じ売上・粗利益を達成しているからです

商品回転率(在庫回転率)が良い店⇒経営の効率が良い店

   

商品回転率(在庫回転率)が低いのは商売が下手なこと

経営成績というと、とかく売上高と粗利益(率)に注目しがちで、商品回転率(在庫回転率)や在庫投資効率などはおろそかにされているケースもあるようです。
しかし、商売は、その売上(利益)をあげるのに、いくらかかったのか(投資をしたのか)が重要なのです。この場合は在庫投資金額です。
 
 商品回転率(在庫回転率)が低いということは、商売のやり方が下手だということです。商売が下手だと長続きはしません。だから良くないのです。
 

商品回転率(在庫回転率)が悪くなる理由

商売人ならあまりお金をかけず、利益を上げたいと思うのが普通でしょう。
しかし、売り場に立っている販売員は、売上高や粗利益率といったものには関心があるのですが、商品回転率(在庫回転率)はそれほど気にしていない人が多いのが現状だと思います。なぜなら、現場では少しでも売れるものは全て在庫しておいたほうが、売れる機会を増やせるからです。

なんでもかんでも在庫するから商品回転率(在庫回転率)が悪化する

    

商品回転率(在庫回転率)を良くするには

要するに、なんでもかんでも在庫してしまうようになると商品回転率(在庫回転率)が悪化するのです。したがって商品回転率(在庫回転率)を良くするには売れる商品を在庫して、売れない商品を在庫しないような取り組みを行なっていく必要があります。売れ筋・死に筋を把握すること、そのためには在庫管理をきちんと行っていくことが大切です。

売れ筋・死に筋を把握する。在庫管理を行なう。

    

指標でコントロールすることが必要

また、商品回転率(在庫回転率)などの指標で在庫をコントロールをしないと勢い在庫過多になりがちです。
私も販売員時代、売上高目標や粗利益率などは厳しく言われましたが、商品回転率(在庫回転率)や在庫投資効率などについてはそれほどいわれたことがありませんでした。
もっとも景気が悪くなると、多少言われるようになりましたが。
  

経営の視点で考える

しかし、経営の視点で考えると効率性は大切です。
企業全体から見ると、ROA(総資産利益率)は経営成績を表す重要な指標といえます。ROA(総資産利益率)は企業が商品・土地・建物など店に投資している全てのものから、いくら利益が得られたのかということを示す指標だからです。当然、商品回転率(在庫回転率)もこのROAに大きな影響を与えます。(特に小売業の場合は)
  

商品回転率(在庫回転率)が良くなるとROAも良くなる

商品回転率(在庫回転率)が良くなれば、つまり少ない在庫で多く売れ、利益も多くなればROAも良くなります。
逆に商品回転率(在庫回転率)が低くなると、つまり多くの在庫を持たないと売れなくなるとROAは下がります。
 

顧客ニーズを把握して商品回転率(在庫回転率)を良くする

商品回転率(在庫回転率)を良くするには、お客のニーズをよく把握し、売れる商品を多く在庫し、売れない商品は極力減らしていくといった努力が必要となります。
そういった努力をせずに、売上高をあげようと思うと、どうしても在庫が膨らんでしまうのです。(売れ筋も、売れない商品も分からないと、とにかく何でも在庫しようということになるため)
すると、商品回転率(在庫回転率)が悪化するのです。企業全体の経営効率も悪化します。

現場に商品回転率(在庫回転率)を意識させる

このあたりのことは経営者は分かっていると思いますが、現場では分かっていない場合も考えられます。従って在庫が膨らんでしまうのです。

現場サイドでも、売上高、粗利益だけでなく、商品回転率(在庫回転率)を意識した効率の良い販売活動を行っていく必要があるでしょう。

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